2011年で印象に残っていること

2011年はニュースだけで振り返ると人間にとって災難や変化が非常に多い年だった。一方、個人的な観測範囲においての2011年の印象は何だったのかというと、非常に多くの小麦粉を消費した年だったとおもう。あれは秋ごろだっただろうか、家の中に食材がなにもなく、たまたま北海道産の小麦粉が余っていた。さて、小麦粉だけで一体なにが作れるだろうか。以前に小麦粉と水を練ってお好み焼きよりもねっとりとした状態の生地をフライパンで焼いたところ、カチカチのパンともいえぬ何かが出来上がった苦い思いでが蘇る。小麦粉の裏側にはレシピが二つほど書かれていた。てうちうどん、材料は小麦粉、塩、水のみだ。なるほどこれを分量どおり混ぜるだけならば失敗のしようがない。私はこのとき少しうどんを舐めていた。

材料をきっちり計測したあと、まずは箸でぐりぐりと全体をまぜてみる。このとき自然と小さなダマが沢山できあがる。その後から両手でこねていく。おもったよりもポロポロしているので本当にこれが一つの塊にまとまるか不安になった。ネットの作り方を見ると、25分くらいこねるようにと書いてあったのでそのとおりにした。10分もこねていると最初にただ混ぜるだけとおもっていた自分の考えが甘いことに気がついた。小麦粉はたった500グラムだが意外と力が必要だ。あと15分もこの作業を続けるのは運動不足の身体にはなかなか厳しいものがあった。

こねる、寝かすの作業を終えた後は切る作業を始める。これが最も難しかった。やわらかい生地に対して打ち粉の量が少なかったのか、包丁で切った端から束になったうどんの側面同士がくっついてしまうのだ。打ち粉を表面に振ってから半分に折ってしまえば切りやすいということに気づいたのは後の話だ。

10分ほど茹でてみたが生地の厚みのせいかまだ茹でたりなかった。11分茹でてちょっと固めに思える時点でザルにあけた。見た目は不揃いの手打ちを強調しすぎているようなうどんが仕上がったがその噛み心地は手ごたえがあり、私は再びてうちうどんを作ることを決心したのだった。そういうわけで2011年の小麦粉使用量は例年とくらべ大幅にアップした。